今月のエッセイ(2024/2)
Author: セプティマ・レイ
2月です。元旦に能登半島地震が起きて、今年は暗いニュースから始まりました。2日には被災地に救援物資を運ぶための海保機が羽田空港でJALの航空機と衝突し、パイロット以外の5名が亡くなるという痛ましい事故が起こりました。実は、私は2日から7日までハワイ旅行に行く予定だったので、事故当日に羽田空港にいました。夜9時頃に事故のことを知らずに羽田空港に着いたのですが、とんでもない人で空港は溢れていました。ほとんど情報が入ってこなかったので、ネットで調べたところ、夕方に衝突事故が起きたことを知りました。
ハワイアン航空で行く予定だったのですが、電子掲示板を見ると「Cancelled」というこの世で最も見たくない単語が載っていました。「もしかして飛ぶかも」という淡い期待を抱いて、しばらく空港にいたのですが、16時発の便がキャンセルになったことがわかったため、ハワイ旅行は諦めて自宅に帰ることにしました。自宅の最寄り駅に着いたのが深夜0時過ぎ。仕方なく、山内農場に入って、遅い夕食を食べました。本来なら機内で美味しい洋食を食べていたはずですが、餃子とオムそばを満喫しました。とても美味しかったです。
旅行代理店のHISからホテル代は返ってこないだろうと言われたので、半ば諦めていましたが、担当者が頑張ってくれたようで、全額返金されました。もちろん、航空チケット代も返金されました。旅行保険料も戻ってくるようで、実質的な損害は自宅-羽田空港間の電車代のみとなりました。特にホテル代はピークシーズンの値段なので、返金されて本当に良かったです。3月頃にリベンジでハワイに行こうと思いましたが、3月の方が高いようで、別の機会に再チャレンジすることにしました。
先月のエッセイでもお伝えしましたが、3月25日に『エンターテインメント・ビジネス-産業構造と契約実務-』という書籍がリットーミュージックから発売されます。現在、6校の真っ最中です。今回はかなりの時間と労力をかけて執筆した書籍なので、できるだけたくさんの人に読んでもらいたいと思います。今回は私の教え子たちや友人が大活躍してくれています。テレビ局、アニメ制作会社、映画会社、レコード会社、出版社、ゲーム会社に勤めている友人・知人に多くの貴重な情報やアドバイスをもらいました。その点では類書にはないディープな情報が載っていると自負しています。
ところで裏金がばれても悪びれないどうしようもない政治家たちがうようよしていますが、こういう輩を心から軽蔑します。私は会社を30年以上経営して、税務調査も5回ほど経験しているので、不正会計をやるとどれだけ厳しいペナルティーを受けるかを知っています。自分たちはお咎めなしで、一般人は厳しい罰則を科すという政治に国民は怒り心頭に発しています。毎日国会中継を見ていますが、自民党には自浄能力がないことは明らかです。一刻も早く下野して、寒空の中、滝に打たれて一から出直すべきです。