今月のエッセイ(2024/1)
Author: セプティマ・レイ
新年、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。12月は、立て続けに3本のコンサートを見に行きました。Rockon Social Club、Bonnie Pink、角松敏生さんです。台湾滞在中も何本かコンサートを見に行きましたが、日本では10月1日に日比谷野外音楽堂で行われたハナレグミのライブ以来、2か月ぶりのコンサートでした。やっぱり声を出して応援できるコンサートはいいですね。観客あってのライブなので、これからもできるだけ足を運びたいと思います。
12月14日にMPAの忘年会に参加しました。MPA設立50周年記念パーティとあって、かなり豪華な忘年会でした。国会議員が多数駆けつけたせいで、乾杯まで開始から30分も待たせられました。「こんなとこ来ていないで、裏金問題を早く解決しろ!」と叫びたかったのですが、つまみ出される可能性があったので、自粛しました。そもそもコロナ禍の最中、自民党政府は、音楽を「不要不急」なものとして、積極的な救済措置を講じませんでした。そのために、多くの音楽関係者が路頭に迷ってしまいました。音楽関係者はこの「仕打ち」を決して忘れてはならないと思います。
会場では同世代の友人・知人に会いましたが、定年を過ぎた人は再雇用だったり、権利者団体に天下ったり、個人で仕事を始めたりと、人生いろいろでした。60歳定年は、少し早い気がしますが、後進に道を譲るためにはいい制度だと思います。60歳になって感じたのは、体力の低下です。私は毎週金曜に2限から5限まで4コマ連続で授業をしていて(昼休みも面談が入っています)、7時間休みなく教えています。昔は全然平気でしたが、最近、途中でお腹が空くようになりました。これは私にとっては衝撃的な出来事です。
年末は台湾の出版社から依頼されている英語論文の執筆と3月に出版する「エンターテインメント・ビジネス」の校正に明け暮れました。この2本が出版されると、2023年度はこれまでで最も多く論文(3本)・判例評釈(3本)・書籍(2冊)を発表した年になります。実は2025年に長編の学術書を発行する予定なので、2024年はその執筆に専念する予定です。定年まであと5年なので、残された時間でできるだけみなさんのお役に立てる情報を提供したいと考えています。
それでは、改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。