今月のエッセイ(2023/12)
Author: セプティマ・レイ
12月です。一足飛びに秋を飛ばして冬になりました。1年間、台湾で過ごしたために暑さに慣れた者にとっては、厳しい寒さです。ただ、自宅に閉じこもって原稿を執筆するには最適な季節です。3月に発売する「エンターテインメント・ビジネス」の原稿執筆は、現在、二校に入っています。できれば四校までやりたいと思います。書籍や論文は推敲すればするほど、読みやすい本になります。できるだけ時間をかけて、いい本に仕上げたいと思っています。
今回は音楽だけでなく、放送、広告、映画、アニメ、ゲーム、演劇といったエンターテインメント・ビジネス全般を網羅する内容になっているので、裏取り(事実やデータの確認)が大変です。同僚、教え子、先輩、友人たちに原稿をチェックしてもらいつつ、校正をしている最中です。年末の多忙な時期に、現場の第一線で活躍している方々に原稿を読んでいただいて、本当にありがたいです。みなさんの貴重なアドバイスをしっかり原稿に反映させて、読み応えのある本にするつもりです。
帰国してから東洋大学の安藤ゼミのOG・OBと食事会をする機会が多くありました。それぞれの代で同期会を開いてくれるのです。東洋大学に着任したのは2014年4月ですが、最初の教え子がこの度、結婚することになりました。その報告を受けた時は、自分のことにようにうれしかったです。この教え子はとても人懐こく、毎回授業の後に教室に残って、とりとめのない話をしましたが、とても楽しかったのを昨日のことにように覚えています。「末永く幸せに」と心から願っています。
今年は兎年で私の干支でしたが、あと少しで終わってしまいます。次に兎年が来るのは12年後です。ちょっと気が遠くなるくらい未来の話です。60歳というのは区切りの年という感じがしましたが、61歳というのはちょっと中途半端な感じがします。まあ、なってみないとわからないものですが・・・。来年3月に「エンターテインメント・ビジネス」を出版した後、すぐに次の単行本の執筆に入ります。これは私の学者人生の集大成になる本なので、気合を入れて取り掛かります。まだ詳細は言えませんが、情報解禁になったらこのコラムでお伝えしたいと思います。
今年もみなさんに大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。どうぞよいお年をお迎えください。