今月のエッセイ(2021/07)
Author: セプティマ・レイ
7月になりました。7月は私の誕生月なので、今月で58歳になります。定年が60歳の会社であれば、あと2年でお役御免ということになりますが、東洋大学は定年が65歳なので、あと7年半ばかり勤めることができます。東洋大学の法学部には専任教員が現在57名いますが、私より年上は10名だけになりました。しかも、毎年定年退職者が出るので、数年後には最長老の仲間入りになります。教師志望者が大学教員になった場合は、教育の情熱が冷めることはないので、歳をとっても充実した授業を行うことができますが、研究者志望で大学教員になった場合は、晩年は惰性で授業をする傾向があります。特にコロナ渦のためにオンライン授業をしなければならないのに、毎回課題を出して、授業をせずに逃げ切ろうとする教員がいます。通常の会社ならとっくにクビになっています。こういうふざけた教員をどうにかしたいです。
私が住んでいる柏市は6月21日にまん延防止等重点措置の対象から除外されたので、近所のレストランでビールを堪能しています。6月22日にさっそく近所のハンバーガーレストランに16時40分に行ったら「CLOSED」の看板が掛けられていたので、中に入って「今日はお休みですか」と訊いたら「17時からです」という返答がありました。「もう飲む気満々やん」という目で見られたので、そそくさと隣にあるスーパーで買い物をするふりをして、それでも時間が余ったので、店の前のベンチで時間をつぶした後に入店しました。生ビールとチェダーチーズ・バーガー、シーザーサラダを注文し、久々に外食を満喫しました。コロナ感染拡大は飲食業界が原因のように言われていますが、パーテーションや検温、消毒を徹底している店がほとんどなので、ちょっとひどいと思います。政府がすぐに飲食店のせいにするのは、悪意を感じます。
コロナ渦のためになかなか外出する機会が減りました。以前は秋葉原の吉野家、松屋、かつ屋によく寄って食べていたのですが、めっきり足が遠のいてしまいました。そんな時、吉野家の牛丼の具を通販で購入して、家で食べてみようと思い立ちました。テレビ朝日の「じゅん散歩」のCMで宣伝していたのを急に思い出したのです。吉野家の通販サイトを見ると、かなりのバリエーションがありましたが、ここは初心に帰って「大盛り牛丼の具10袋セット」を選びました。値段は税込みで5,022円です。つまり、1杯500円で牛丼が食べることができるわけです。さっそく、みそ汁、おしんこ、紅ショウガを用意して、牛丼を味わいました。これがびっくりするほど美味しい!お店の味とまったく変わらない。感動しました。思えば、小学生6年生の時に高田馬場駅の吉野家に一人で入って牛丼を頼んで以来、46年間にわたって吉野家の牛丼を食べています。これがいつでも自宅で食べることができるとは、感無量です。コロナ渦で通販が注目を浴びていますが、これからも目線を変えて通販を楽しみたいと思います。