今月のエッセイ(2021/05)
Author: セプティマ・レイ
5月になりました。4月のエッセイでお話した柏の葉公園の池に大量に発生したおたまじゃくしがある日、一匹もいなくなっていました。おそらく池の中の鯉に食べられてしまったものと思われます。ある程度予想していたとはいえ、かなりショックでした。それ以来、池の鯉を「ギャングども」と呼んでいます。まあ、池の鯉も生きるために仕方のないことなのですが・・・。しかし、おたまじゃくしがカエルになるのは大変なことなんだと、今更ながらに実感しています。今度カエルを見たら、心から「よく頑張った」と褒めてあげたいと思います。
新学期が始まって、ようやく対面授業が開始されたと思ったら、すぐに緊急事態宣言が発令されたため、東洋大学ではオンライン授業に切り替わりました。なので、学生たちとはまだ1回しか対面で会えていません。コロナウイルスの変異株の感染力は強力なので、オンライン授業に切り替えることは仕方ないことだと思いますが、やっぱり学生が可哀そうです。日本はワクチンの調達が遅れているので、コロナが終息するにはまだまだ時間がかかりそうです。一方、アメリカやイギリスのワクチン接種はかなり進んでいるので、海外の方が先にコロナが終息しそうです。私は来年4月から1年間、ロンドンに海外研修に行く予定ですが、イギリスはそれまでに何とか収まりそうです。
今年はようやく科研費が取れたので、念願のノートパソコンを購入しようと思います。科研費には同じテーマで3回チャレンジしました。これで採択されなかったら、テーマを替えようと思っていたところでした。世界的に注目されている重要なテーマなのに、研究の意義がないという理由で2回も落とされて、内心憤慨していました。なので、まさに溜飲が下りた感じです。ところで、今、使用しているノートパソコンはメモリーが4GBなので、めちゃくちゃ遅いのです。パソコンを起動するのに1分くらいかかります。しかも、よく固まります。友人に言ったら「まだ4GBなんて使ってるの?嘘でしょ」とバカにされました。最新機種だとメモリーが32GBという優れものがあるようです。さすがに研究に支障が生じているので、最新機種からリーズナブルなパソコンを購入しようと思います。
YouTubeにはいろいろな教養講座がアップされていますが、今はまっているのは簿記の解説動画です。1992年に会社を設立した時に、経理の本を買い集めて、独学で勉強しましたが、所詮独学です。貸借対照表や損益計算書、仕訳表は難なく読み取れるし、分析もできます。会社を30年も経営していれば、営業利益や経常利益も予想できます。ただ、仕訳だけは自分でやったことがないので、貸借対照表や損益計算書を作成したことはありませんでした。しかし、仕訳は勉強すると面白いです。勘定科目の知識はすでにあるし、減価償却も分かっているので、サクサク進みます。もともと計算は得意な方なので、結構向いてるかも知れません。この先10年の趣味が見つかったようで、ちょっとうれしい今日この頃なのです。