今月のエッセイ(2020/06)
Author: セプティマ・レイ
6月です。ようやく首都圏の緊急事態宣言が解除されました。私が住んでいる千葉の柏の葉も徐々に活気が戻ってきました。先日、ららぽーとのイタリアン・レストランに行って、久々に外で生ビールを飲みましたが、グラスがキンキンに冷えていて、ほんとに美味しかったです。3月から冷蔵庫の中でずっと冷えていたと思うのと、「やっと会えたね」と抱きしめんばかりの気持ちでした。ラザニアとピザ、ポテトフライという定番の料理を注文して、舌鼓を打ちました。もちろん、第二波に備えて油断は禁物です。しかし、自粛生活が長引いたため、外出の重要性を実感しています。
先月のエッセイで毎日、近所の公園を散歩していると書きました。先日、なんとヘビが散歩道を横切っているのに遭遇しました(写真を添付します)。調べると、どうもシマヘビという種類のヘビのようです。1メートルは優にあるヘビでした。愛くるしいトカゲを餌にしていると思うと、ちょっと複雑な気持ちになります。もちろん、ヘビも生き物ですから、生きる権利はあります。ちなみに公園にはモグラの穴が無数にあります。さすがに日中はモグラに遭遇することはありませんが、夜の公園を闊歩していると思うと、夜中の公園の様子がとても気になります。
私は、以前から国会中継を見るのが趣味でしたが、最近、さらに国会中継が面白くなっています。特に、黒川弘務前検事長が麻雀賭博の発覚により辞職した事件を巡る野党議員と森雅子法務大臣との攻防は、その辺のドラマや映画よりよっぽど面白いです。私は共産党の山添拓参議院議員の論理的かつ緻密な質問が大好きで、YouTubeでよく見ています。野党にありがちな手法である、一つの質問を角度を変えて繰り返すことはせず、相手が答えられないことをもって、自分の主張が正しいと持っていきます。この手法だと、限られた持ち時間を有効に使えるし、多岐にわたる質問ができます。弁護士だけあって理路整然としているし、話も上手です。
先日、日立製作所やNEC、神戸製鋼、明治安田生命といった大企業がコロナウイルスの終息後もテレワークを継続すると発表しました。コロナウイルスによって、テレワークを有効に使えば、いかに効率的に仕事ができるかが分かりました。確かに毎日、満員電車に揺られる必要はありません。時差通勤やテレワークの導入によって、個人が自由に使える時間が大いに増えました。さらに事務所を都心に構えることにも疑問が生じました。家賃が安い郊外に移転する企業が増えているそうですが、当然です。今後は不動産市場も大きな変化がありそうです。すでにコロナ後を見据えた企業戦略が議論されていますが、ゆとりある生活を実現する社会になって欲しいと思います。