今月のエッセイ(2019/06)
Author: セプティマ・レイ
6月です。今年のGWは久々にどこにも行かず、自宅で読書三昧でした。本棚にずっと積んであった辻村深月の「かがみの孤城」を読み、すぐに瀬尾まいこの「そして、バトンは渡された」を楽しみました。また、アマゾンプライムで竹野内豊主演の「グッドパートナー」を堪能しました。また、真面目な本も読まなくてはと、秋学期に開講する「契約書の読み方・書き方」という授業の準備のために、交渉学の教科書を3冊ほど読了しました。あっという間の9日間でした。
先日、河合塾が2019年度入試による大学偏差値ランキングを発表しました。私が奉職する東洋大学法学部では、法律学科の3教科国語重視と企業法学科の3教科均等という試験方式の偏差値が60点の大台に乗りました。私が着任した2014年の偏差値は50点だったので、5年間で10点も上がったことになります。確かに着任当時は騒々しい学生が多く、なかなか授業をうまくコントロールできませんでしたが、今はかなり教えやすい環境になっています。偏差値が10点違うと、学生の質が大きく変わることを身をもって体験しています。
大学4年生は今が就職活動真っ盛りです。私のゼミ生も黒のスーツを着て、毎日就活に忙殺されています。早稲田大学の安藤ゼミは毎年エンタメ業界への就職希望者が多いのですが、昨年は苦戦して、現役生では1人しか業界に入れませんでした。ただ、今年の4年生はかなり善戦していて、すでに3名がエンタメ業界の有名企業から内定をもらっています。私は過去1回だけ就活したことがありますが、その時は全滅だったので、ゼミ生たちにはほんとに頭が下がります。私が手塩にかけて育てた優秀な学生ばかりなので、企業はしっかりと中身を見て欲しいと思います。
さて、先月のエッセイでも紹介しましたが、2019年6月22日(土)と6月29日(土)の2日間にわたり、東洋大学で公開講座を開催します。エンターテインメント業界で活躍する実務家3名を迎え、音楽配信、マーチャンダイジング、ファンクラブ運営といったアーティストをサポートするビジネスが現在、どのように運営されており、今後どのように展開されるかについて、詳細かつ明快に解説します。まだまだ定員に余裕がありますので、ご都合があえばぜひご参加ください。締切は6月12日(水)です。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。
<このサイトから申込ができます>
B3 アーティストをサポートするプロフェッショナルたち | Toyo University