今月のエッセイ(2019/03)
Author: セプティマ・レイ
3月です。2月7日から9日まで北海道のトマムでスキーしてきました。評判通りのパウダースノーでしたが、この期間、あいにく北海道は歴史的な大寒波でした。トマムでもマイナス20度を記録し、スキーを楽しむような状況ではありません。とにかく寒くて、ヒートテックを上下に3枚重ね着しても凍えるような気温です。リフトに乗るたびに「がんばれー、死ぬなー、寝るなー」を叫んでいました。アメリカに留学していた時にニューハンプシャーでマイナス13度を体験しましたが、その比ではなかったです。
ただ、ホテルや食事は最高でした。部屋は寝室とトイレが2つずつ、ジャグジー付きのお風呂、ロフト付きという豪華なものでした。また、ホテルのレストランではジンギスカンとスープカレーを食べましたが、とても美味しかったです。ここにも中国人観光客が押し寄せてきて、宿泊客の8割くらいを中国人が占めているようでした。インバウンドで観光客が増えるのは大歓迎ですが、ホテルの通路で寝そべったり、ゴミを廊下に捨てたりするのは感心しません(一部の方だと思いますが)。もう少しマナーを身に付けてもらいたいです。
3日目の昼過ぎにホテルを出て、シャトルバスでトマム駅に行ったのですが、なんと電車が1時間遅れているとのこと。トマム駅は無人駅なので、何もありません。駅に待合室がありますが、暖房がなく、凍えるような寒さです。仕方なくズボンを2枚重ね着して待ちました。やっと新千歳駅に着くと、今度は飛行機が3時間遅れて、羽田到着が深夜0時近くとなりました。すでに電車やバスはなく、タクシーで帰りました。もちろん、タクシー代はANAが負担してくれました。
21日から23日まで早大のゼミ合宿で戸狩温泉に行きました。ここでも自由時間にスキーを楽しみました。こちらは打って変わって晴天続きです。ヒートテック1枚でも暑いくらいです。今回はスキー上級者が数名いたので、上級コースを堪能しました。トマムでは1回も転びませんでしたが、こちらの上級コースでは転びまくりました。翌日の筋肉痛が怖かったのですが、親から授かった頑丈な体のおかげで今回も筋肉痛はまったくありませんでした。学生からは「来年痛くなると思いますよ」とからかわれましたが・・・。
私が高校教師だった頃(今から30年前)は、1シーズンに5回以上はスキーに行っていました。高校の先生は冬休みが長いのです。同僚にスキーが上手な先生がいて、一緒に滑って教わりました。その後は、断続的にスキーに行っていましたが、5年くらい前から毎年行くようになりました。私は「私をスキーに連れてって」世代ですから、スキー場に行くと気持ちが高まります。そろそろ自分のスキー板と靴を購入しようかと考えている今日この頃です。