今月のエッセイ(2017/01)
Author: セプティマ・レイ
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。さて、今年の初笑いは1月2日に日本武道館で行われた清水ミチコの「20th anniversary~ひとりのビッグショー~」でした。2年前にも彼女の武道館公演に行ったのですが、今回も至ってシンプルな作りでした。広いステージには真ん中にグランドピアノがあるだけ。中盤でやっと出てきたゲストは、2年前と同じく、実の弟(一郎さん)です。姉弟で一緒に歌うという何とも低予算(失礼)な企画です(内容は面白かったです)。この辺が力加減のちょうどよく抜けているみっちゃんらしいステージです。
さて、昨年を振り返ってみると、ここ10年で最も忙しい年でした。講演も多かったし、1か月にわたってアメリカから来日した招聘教授のアテンドもしました。教員組合の副委員長としての活動も多忙でした。通訳ガイド試験も受験したし、論文も3本(1本は英文)執筆しました。中でも思ったより大変だったのが、英語による知財法の授業でした。テキストを一から英語で執筆したので、かなり大変でした。それをベースにパワーポイントを作成し、上映しながら英語で90分しゃべり続けるというのは、相当な労力が必要でした。
ところで、最近、はまっているのがYouTubeで通訳のテクニックを学ぶことです。日本記者クラブや日本外国特派員協会の会見がYouTubeでたくさんアップされていますが、たいていはサイマル・インターナショナルのプロの通訳者が通訳を担当されています。何回見ても惚れ惚れするほど上手に訳します。専門用語も事前にチェックしてあるので、よどみなく口から言葉が流れてきます。私も6年間、通訳の勉強をしていますが、一生無理だろうなと思いながら、プロの仕事を感嘆しながら眺めています。やっぱりどの分野でもプロフェッショナルというのはかっこいいものです。
今年はのんびり過ごしたいところですが、なかなか思うようにはいかないようです。まず、春頃に共著で教科書を一冊出版する予定です。また、秋頃に6年振りに『よくわかる音楽著作権ビジネス』を改訂する予定です。さらに旅行業務取扱管理者の資格を取得する予定です。通訳の学校も半年間休んでいるので、そろそろ再開しようと思っています。ということで、やりたいことが多すぎて、息つく暇もありませんが、今年も昨年のように、大過なく過ごしていきたいと願っています。本年もどうぞよろしくお願いします。