今月のエッセイ(2015/10)
Author: セプティマ・レイ
今月はゼミ合宿の話をしたいと思います。まず、9月11日から13日まで2泊3日で白馬に行ってきました。東洋大学のゼミ合宿です。チロリアンというお気に入りの宿です。ずっと早稲田大学のゼミ合宿に使っていたのですが、ゼミ生からの要望で昨年から変更になったため、2年ぶりの宿泊です。ここはとにかく食事が美味しいのです。しかも、貸切りができて、宿泊費が超安い。難点といえば、東京から遠いことくらいです。新宿駅7時30分発のあずさに乗って、4時間かかります。その他は満点に近い宿です。
その後、9月17日から19日まで2泊3日で那須塩原に行ってきました。こちらは早稲田大学のゼミ合宿です。チロリアンと違って、かなり広いホテルに泊まりました。ロビーにグランドピアノがあったり、駐車場で花火大会ができたりと、使い勝手はいいところです。食事はチロリアンに負けますが、東京から近いのでとても便利です。最終日に近くの野球場を借りて、バレーボールやドッチボールをやりました。私は中学1年生の時だけバレーボール部だったのですが、基本的なトスとレシーブだけは覚えています。そのおかげでバレーボール経験者のゼミ生とラリーを続けることができて、とても楽しかったです。
ところで合宿の最終日にちょっとした事件がありました。本来、球やバットを持参するはずのゼミ生が急病で参加できなくなったため、誰も遊び道具を持ってきていなかったのです。広大な球場で鬼ごっこするのも疲れます。仕方なく、あてもないまま、球場を出て、スポーツ用品店を探すことにしました。スポーツ用品店や野球のボールを売っているお店があるかを訊いて回ったのですが、田舎の町でスポーツ用品店を探すのは至難の業です。
40分くらい歩いた末に薬局があったので、「ここで訊いてダメなら帰ろう」と決めて、店主に訊いたところ、駅の向こう側に小さなスポーツ用品店があるとのこと。喜び勇んだ私たちは、さらに10分以上歩いて、ようやく目的のお店に辿り着きました。6畳くらいの小さなお店でしたが、バレーボールや小さなソフトボールがあったので、いくつか購入しました。あまりに疲れたので、帰りはタクシーで球場に戻りました。
球場に着くと、バレーボールを待ちわびていたゼミ生から歓声が起こりました。その時、ボールの偉大さを痛感しました。ボール一つあれば、バレーボール、ドッジボール、サッカー、何でもできます。しかし、ボールがなければ、広大な野球場で遊ぶことができない。う~ん、やっぱりボールは偉大です。これに懲りたので、購入したボールは代々、2年生のゼミ生が引き継ぐことになりました。
ちなみにバレーボールで回転レシーブごっこという、バカな遊びをやったのですが、なぜか筋肉痛になりませんでした。2月にスキーに行ったときも筋肉痛にならなかったので、ついに神経がいかれたのかも知れません。あるいは1年後くらいに筋肉痛になるのかもしれません。いずれにしても、まだまだ若い証拠と前向きにとらえて、ゼミ合宿ではスポーツを続けようと思います。
PS 10月19日(月)の18時30分からアメリカの著作権法学者であるジェーン・ギンズバーグ先生の講演会が早稲田大学で開催されます。司会は私が務めます。講演テーマは終了権制度です。アメリカの法学者が終了権について講演するのは、これが初めてだと思います。ご都合がつく方はぜひ参加して頂けると幸いです。
http://www.rclip.jp/reservation/1019reservation.html