今月のエッセイ(2015/01)
Author: セプティマ・レイ
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。さて、今年の初笑いは1月2日に日本武道館で行われた清水ミチコの「一人武道館~趣味の演芸~」でした。昔からみっちゃんのファンだったのですが、2年くらい前に松戸市民会館で行われたライブに行った時、強烈な衝撃を受けました。あまりに面白くて、あごが外れるかと思いました。テレビでのパフォーマンスとは違う次元の芸をじっくりと見せてもらいました。
今回は日本武道館公演ということで、さまざまなゲストや大きな仕掛けがあるかと思いきや、至ってシンプルな作りでした。広いステージには真ん中にグランドピアノがあるだけ。いつものステージと変わりありません。中盤でやっと出てきたゲストは、なんとみっちゃんの実の弟(一郎さん)です。姉弟で一緒に歌うという何とも低予算(失礼)な企画です(内容は面白かったです)。この辺が力加減のちょうどよく抜けているみっちゃんらしいステージです。
翻ってみると、最近、テレビ番組をすっかり見なくなりました。面白くないからです。昔はおなかをよじって笑った番組がたくさんありました。ビートたけしで育った私のような世代の人は、みんなそう思っているのではないでしょうか。ところがみっちゃんのライブを見て、生のライブはまだまだ面白い。テレビ局の変な自主規制やチェックがない分、自由にステージングができるのかもと思いました。今後、ミュージシャン、タレント、芸人さんたちはさらにライブにシフトしていきそうです。
さて、昨年を振り返ると、論文は5本書いたし、怪我や病気もしなかったし(ここ数年してませんが)、授業も難なくこなしたし、仕事もまあまあ順調だったし、ということで有意義な一年でした。今年は昨年のように、大過なく過ごしていきたいと願っています。本年もどうぞよろしくお願いします。