今月のエッセイ(2014/06)
Author: セプティマ・レイ
5月25日の日曜日に三河島にある日本語学校でTOEICテストを受けてきました。5年前に札幌で受験した時は代々木ゼミナールが会場だったためか、かなり広い教室でしたが、今回は30人ほどで一杯になる小さい教室でした。TOEICの受験は、サイマル・アカデミーで受けたTOEIC IPを含めると、今回で4回目です。TOEFLはアメリカ留学のために6回も受けましたが、TOEICは自分の英語力を見たいという理由なので、それほど積極的には受けてきませんでした。
しかし、今回はある目的があってTOEICを受験しました。それは通訳ガイド試験で英語の筆記テストの免除を受けるためです。通訳ガイドは、正式には「通訳案内士」という国家資格です。2020年に東京オリンピックが開催されることもあって、早めにこの資格を取得しようと思いました。平成26年度からTOEICのスコアが840点以上の受験者は、英語の筆記試験が免除されるようになりました。できれば試験勉強は苦手な地理の学習に集中したいので、早々に免除を受けられるようにしたかったためです。
TOEIC IPを受けたのは2年以上前だったので、マークシート式の問題を解くのは久しぶりでした。なので、リスニングの問題では慎重に解答用紙に鉛筆で塗りつぶしていたのですが、問題が終盤に差し掛かったところで魔が差しました。知らない間に一問飛ばして解答していたのです。問題番号と解答番号が一致していないのに気付いた時は、すでに6、7問ずれていました。さすがにこれには焦りました。問題を聞きながら、解答を消しゴムで消して修正するというのは至難の業です。終盤の問題の理解度は格段に下がったために、正答率はかなり落ちたと思います。
リーディングはかなりできたので、840点は超えていると思いますが、歳のせいか、やはり注意力が落ちているようです。まあ、もともと注意力散漫とよく言われてきたので、性格のせいかも知れませんが・・・。ちなみに、この原稿を書いている時に通訳ガイドの公式サイトを見ると、「TOIECの公式認定証は、いつ取得されたものでも有効です」という記述がありました。つまり、過去に840点を超えていれば、新たにTOEICを受ける必要はないわけです。
札幌で受けた時のスコアが920点でしたので、今回新たにTOEICを受験する必要がなかったことに先ほど気が付きました。まさに注意力散漫というか、調査不足というか。しかし、今回は自分の英語力を確認するために受けたということでよしとしましょう。面白かったのは、試験が終わった後、妙な充実感が残ったことです。「おれ、結構頑張ったな」とちょっと褒めてあげたい心境でした。なかなかこの歳になって試験を受けることはないので、たまにはいいもんですね。8月24日に実施される通訳ガイド試験に向けて、これから地理と歴史の勉強を始める予定です。次回は今回のような凡ミスをしないように気を付けたいと思います。