今月のエッセイ(2013/11)
Author: セプティマ・レイ
毎月1日更新なのにすでに10日も過ぎてしまいました。実は先月の終わりに英語教育に関するエッセイを書いたのですが、後で読み直してつまらないのでボツにしました。数は決して多くないですが、このエッセイを楽しみにしている一部のファンの期待を裏切りたくないのです。まあ、言い訳はこのくらいにして、今月のエッセイを始めたいと思います。今回はエッセイというよりも、近況報告になります。
ミネルヴァ書房から『変貌する日本のコンテンツ産業』という書籍が発行されました。編者は同志社大学の河島伸子先生と筑波大学の生稲史彦先生です。この中に私が執筆した「音楽市場の低迷がもたらす音楽制作への影響」という論文が収録されています。ほかにも映画やゲーム、ライブ等をテーマにした論文が多数収録されています。価格が8,000円とちょっと高めですが、興味がある人はぜひ手に取ってみてください。
現在、私の事務所がマネージメントするスネオヘアーが現在、全国ツアーを展開しています。全国ツアーといっても、正確には東日本ツアーですが・・・。これから北陸、東北を回るので、お時間のある人はぜひ足を運んでみてください。ツアーファイナルは12月16日(月)に渋谷にあるマウントレーニアホールで行います。詳しい情報はスネオヘアーのサイトをご覧ください。埼玉のHeaven’s Rockではひさびさに物販の手伝いをちょっことしました。ライブ会場で私を見かけたら、遠慮なく声をかけてください。
JASRAC事件の高裁判決が出て、イーライセンスが勝訴しました。つまり、公取委の負けです。この判決の反響は大きく、朝日新聞や毎日新聞が一面で取り上げていました。この事件で私は「JASRACの放送包括ライセンスをめぐる独禁法上の問題点」(PDF)(知的財産法政策学研究39号に収録)という論文で、公取委の審決を厳しく批判しています。なので、今回の判決は当然だと思っていますが、この論文はサイト上で読めるので、興味のある方はぜひご一読ください。
来月上旬に『実演家概論』日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センター(CPRA)編という本が発行されます。この本は芸団協CPRA設立20周年記念出版で、私の論文「アメリカにおける実演家の法的保護に関する一考察」も収録されています。実演家の権利に関する論文集は初めてだと思います。貴重な論稿が多数収録されている(と思います)ので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
英語の先生に勧められて、TEDのいろいろなスピーチを聞いています。 最近のお気に入りはチャーリー・トッドの「バカバカしさの共有体験」です。これは字幕付きなので、英語が苦手な人も楽しめます。NHKのEテレで放送されたので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか。ほんとにバカバカしくて笑ってしまいます。時間のある方はぜひご覧ください。
ではまた来月!