セプティマ・レイ(SEPTIMA LEY)

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今月のエッセイ(2012/04)

Author: セプティマ・レイ

 3月19日から27日までロンドン、ストラスブール、ミュンヘンに出張で行ってきました。ロンドンでは、ロンドン大学クイーンメアリー校が主催した日本著作権法の制限規定をテーマにしたセミナーで、私的使用のための複製について報告してきました。英語でプレゼンテーションするのは、5年ぶりなので少々緊張しましたが、とてもいい経験になりました。質疑応答も活発に行われて、なかなか充実したセミナーだったと思います。

 ストラスブールでは、友人であるクリストフ・ガイガー先生と会食しました。なぜかガイガー先生とはウマが合って、竹馬の友という感じでお付き合いをさせてもらっています。ストラスブール近郊は、フランスの田舎町という感じで、趣がある建物がたくさんあります。

 日本人の同行者と町を歩いていたら、一匹の黒い野良猫を見かけました。野良猫なだけにすごく警戒心が強そうです。ここは猫使いの腕の見せ所とばかりに、「にゃ~、にゃ~」と鳴いてみせました(のどを使って鳴くのがコツです)。すると、「あれっ?ともだち?」という感じで私の方を振り返り、ひょこひょことやってきました。猫の気持ちのいい場所を撫でてあげると、実に幸せそうな表情をして、体を預けてきます。

 同行者の先生方は一様に驚いていましたが、私の古い友人だけは遠くから冷やかに眺めていたそうです。聞くところによると、「安藤さん、あれ始めると長いんですよね~」と半ば呆れていたとのこと。確かにどこに行ってもこの特技を披露するので、彼にとっては「また始まった・・・」という感じなのでしょう。でも、旅先で猫を見つけるとどうにも鳴かずにはいられないのです。まあ、一種の軽い病気ですね。

4月 2nd, 2012

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