今月のエッセイ(2018/01)
Author: セプティマ・レイ
明けましておめでとうございます。さて、昨年を振り返ってみると、相変わらず忙しく過ごした一年でした。講演も多かったし、論文や教科書、判例評釈も執筆しました。特に『よくわかる音楽著作権ビジネス』の第5版の執筆は大変でした。夏休みに新作11話を書下ろし、現在、最終校正をしている最中です。基礎編と実践編を合わせると900頁を超えます。2月末に出版予定ですので、ぜひお読みいただければと思います。
昨年は9月に早稲田大学と東洋大学の安藤ゼミが合同で夏合宿を実施しました。安藤ゼミでは夏合宿に一人20分のプレゼンテーションを行っています。テーマは知的財産法を絡めれば、何でもOK。指導教員の私が感動するほどの素晴らしいプレゼーションが次々に行われます。安藤ゼミとはいえ、他大学のゼミ生のプレゼンテーションを見るには刺激的です。ゼミ合宿の後、ゼミ生から「本当に勉強になった」という声を聞いて、合同合宿をやって良かったと心底思いました。
12月はスネオヘアーのツアー・ファイナルが下北沢ガーデンと心斎橋JANUSで行われました。どちらも3時間を超える熱演で、ツアーは大成功に終わりました。6月、8月、10月、12月と全8回にわたってツアーは行われましたが、すべての公演に来てくれた方が一人いらっしゃいました。お礼として、終演後、楽屋に来て頂き、スネオヘアーと記念撮影をしました。今後もファンの方々に満足していただけるライブを続けて行きたいと心を新たにした瞬間でした。
今年は1か月にわたってイギリスから招聘する教授が東京に滞在して、東洋大学で教えます。私がホストになっていますので、彼の授業を通訳します。これを機会にイギリス著作権法をしっかり勉強しようと思います。また、春学期にアメリカ著作権法、秋学期にContract Draftingという授業を英語で行います。これで週2回、英語で授業を行うことになります。将来的には特許法、意匠法、商標法、不正競争防止法を英語で教えたいと思っています。
今年はのんびり過ごしたいところですが、なかなか思うようにはいかないようです。まず、昨年多忙のために受けられなかった旅行業務取扱管理者の資格を取得する予定です。さらに『アメリカ著作権法概説』の出版準備を始めたいと思っています。これはライフワークなので、5年以内に出版できればと思っています。ということで、やりたいことが多すぎて、息つく暇もありませんが、今年も昨年のように、大過なく過ごしていきたいと願っています。本年もどうぞよろしくお願いします。