セプティマ・レイ(SEPTIMA LEY)

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今月のエッセイ(2015/07)

Author: セプティマ・レイ

 このエッセイを毎月楽しみにしているという奇特な方が意外と多くいらっしゃるそうです。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。それにもかかわらず、すでに7月9日になってしまいました。毎月1日が更新日なのに、申し訳ありません。この場を借りて深くお詫びいたします。決してネタがないというわけではなく、忙しくてなかなかまとまった時間が取れなかったというのが主な理由です。これに懲りずに今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 多忙の理由の一つが原稿執筆です。私の本務校である東洋大学の法学部は、「東洋法学」という紀要を年3回発行しています。一応、自分が勤めている大学に少しでも貢献できればということで、最低年1回は論文を投稿しようと決めています。そこで昨年に引き続き、7月に発行される第59巻1号に「アメリカ著作権法における無意識の依拠に関する一考察」というタイトルの論文を掲載します。その原稿の締切りに追われていたのが理由の一つなのです(言い訳がましくてすみません)。

 さらに、6月16日は有斐閣から発行される「著作権判例百選(第5版)」の原稿の締切日でした。私が担当するのは、前回と同じ「快傑ライオン丸事件」なのですが、まったく同じ内容では芸がないと思い、少しだけバージョンアップしたのです。これが意外と大変でした。というのも、判例百選は2ページに収めるために文字数が制限されているので、大幅な加筆はできないのです。つまり、加筆するためには、どこかを削らなければなりません。これに苦労したのです。何とか締切日には間に合いましたが、このしわ寄せでほかの仕事が滞ってしまいました(これまた言い訳がましい)。

 さらにさらに、東洋大学法学部の期末試験の作成締切日が7月8日でした。自分で印刷する場合には試験日までに作成すればよいのですが、私の場合、受講者数がすべて3ケタと大変多いので、自分で印刷・ホチキス止めするのはかなりしんどいのです。それに加えて、知的財産法の問題を4種類作成するのはかなりの労力と時間が必要です。1科目50問で4種類、計200問を作成しました。また、誤字・脱字をなくすために自分で2回問題を解きました。もうしばらくは知的財産法の問題は見たくありません。

 なんか今月のエッセイは言い訳ばかり書いていますね。いかん、いかん。何事も余裕をもってやらなければなりません。安請け合いは禁物です。若い学者じゃあるまいし、「はいはい」と何でもすぐに仕事を受けていると、結局、相手にも迷惑をかけることになります。でも、誰かに何かを頼まれるということは、やっぱりうれしいですよね。「まあ、仕方ないか。じゃあ、やりましょう」とつい言ってしますわけです。これからは断る勇気をもって、余裕のある生活を送りたいと思います。


This entry was posted on 7月 9th, 2015

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