今月のエッセイ(2012/08)
Author: セプティマ・レイ
7月27日から8月1日まで出張でシアトルに行ってきました。出張直前にイチローがマリナーズからヤンキーズに電撃移籍というショッキングなニュースが飛び込んできましたが、今回は野球観戦の予定がなかったので、あまり影響を受けませんでした。到着日の気温は13度くらいと、とても肌寒く、ホテル近くのUWショップでさっそくトレーナーを買いました。「シアトルってこんなに寒かったっけ?」というくらいの天候でした。
ホテルに荷物を降ろして、さっそく、住んでいた当時、週3回のペースで通っていたギリシャ料理店の「COSTAS」に行きました。いつも「Hi,Kids!」と呼んでくれたペネロペおばちゃんが温かく迎えてくれました。黙ってコーヒーとギリシャ・デザートをサービスしてくれました。優しさに涙が出ます。しかし、こちらの一人前はやはり多すぎます。残すのは悪いので、全部平らげました。あまりの満腹感に夕食はなしです。
次の日はUWロースクールで会議に出席して、著作権の間接侵害についてプレゼンテーションをしてきました。延20回くらい予行練習をしたおかげで、結構スムーズにできました。得意のジョークもかなり散りばめたので、みなさんにも楽しんでもらえたようです。その夜はダウンタウンのレストランに行って、親交を深めました。
たった5日間の滞在でしたが、シアトルの友人たちと旧交を温めることができました。街はそれほど変わっていませんでしたが、空港からダウンタウンまでモノレールが開通していたり、大学前のUniversity Avenueに日本のうどん屋ができていたり、いつも通っていた中華料理屋がなくなっていたりと、小さな変化はいくつかありました。いつかまた、旅行という形ではなく、留学という形で訪れてみたい街です。