セプティマ・レイ(SEPTIMA LEY)

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今月のエッセイ(2025/8)

Author: セプティマ・レイ

 8月になりました。先月無事62歳になりました。無事というのは、何の怪我も病気もせず、健康で62歳を迎えたということです。2年前に肩腱板断裂になりましたが、1年間のリハビリの結果、ほぼ完治したので、現在は心身ともに健康になりました。もともと体は頑丈なので、これまで病気を理由に授業を休講にしたことはありません。定年まであと3年半ですが、これまで通り、小学生のように皆勤賞を狙いたいと思います。

 7月は、朝日新聞と読売新聞に生成AIに関して、私のコメントや寄稿がいくつか掲載されました。7月28日の読売新聞の文化欄には、6月下旬にカリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所が下した生成AIの2つの判決に関する解説を載せたので、興味がある方はぜひお読みいただきたいと思います。どちらの事件も被告であるAI企業が生成AIの学習のために原告らが著作権を保有する書籍を無断複製することは、フェア・ユースに該当すると判断されました。ニューヨーク・タイムズがアマゾンに生成AIの学習のためのコンテンツのライセンス契約を締結するなど、ライセンス市場が形成されつつある中での判決なので、かなりインパクトがあったようです。

 友人に勧められて佐川恭一の『学歴狂の詩』を拝読しました。私は学歴至上主義者ではないので、主人公(というか筆者)にあまり感情移入できませんでしたが、この本を読みながら、高校時代に岸田元首相のように東大に何度もチャレンジした同級生がいたのを思い出しました。教員志望である私は、大学で日本史を勉強したかったので、文学部と教育学部しか受験しませんでしたが、慶應大学や早稲田大学の全学部を受ける同級生を見て、「大学で何やりたいのかな?」と不思議に思っていました。確かに高校3年生で将来の進路を決めるのは難しいと思いますが、せめて学部くらいは絞った方がいいと思います。

 夏休みに読みたい本を読みまくろうと思って、アマゾンで話題作を爆買いしました。一番読みたかったのは日本人作家として初めてダガー賞を受賞した王谷晶の『ババヤガの夜』です。もともとアクション小説は大好きなので、十分に堪能しました。とても面白かったです。鮮やかな映像が浮かんでくる描写の連続なので、「これは絶対に映画になるな」と思いながら読みました。柚木麻子の『BUTTER』と阿部暁子の『カフネ』も購入しました。女性作家が次々に傑作を生みだしているのは爽快です。今年の夏休みは、ゆっくり読書三昧の日々を過ごす予定です。


7月 29th, 2025

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