今月のエッセイ(2025/11)
Author: セプティマ・レイ
11月になりました。10月後半から急に寒くなったために、慌てて扇風機からストーブに切り替えました。もう秋が短すぎて、悲しい気持ちになります。冬は空気が乾燥するので、肌が弱い身としてはなかなか厳しい季節です。自宅では加湿器をつけているのですが、焼け石に水という感じです。早く春がやってこないかなと願う今日この頃ですが、冬には冬の良さがあるので、前向きな気持ちでこの季節を楽しもうと思います。
大学関係者なら周知の事実ですが、11月から入試の季節が始まります。11月と12月は推薦入試、1月から3月は一般入試です。推薦入試は日曜日に実施されるので、休日がつぶれることになります。とはいえ、これも大学教員の重要な仕事の一つなので、しっかりと義務を果たさなければなりません。推薦入試で入学する学生の中にも極めて優秀な学生がいるので、丁寧な面接を手掛けたいと思います。
11月は4回も出張(国内出張3回、海外出張1回)が入っていて、慌ただしい日が続きそうです。ただ、11月はかなり過ごしやすいので、出張はしやすいです。さらに海外出張の行き先は台湾なので、訪台する季節としては最高です。ただし、今回は2泊3日という強行日程なので、友人たちと旧交を温める時間はあまりありません。台湾には2月に1週間くらい出張する予定なので、その時に友人・知人たちとゆっくりお会いしたいと思います。いずれの出張も講演目的ですが、呼んでいただけるだけでも光栄です。
10月23日に旧友のクリストフ・ガイガー先生と清澄白河にある東京都現代美術館に行きました。ガイガー先生とは、2009年に北海道大学で講演してもらって以来の付き合いです。2023年に来日された時は、台湾に住んでいたのでお会いできませんでした。なので、今回はじっくり美術品を楽しみながら、旧交を温めることができました。その後、京都の立命館大学での講演にも、東京から新幹線で駆け付けました。ガイガー先生とは妙に気が合って、小さい頃からの知り合いのような気がしています。
私も還暦を過ぎたので、体力維持のために相変わらず千駄木駅から東洋大学の白山キャンパスまで歩いて通っています。片道20分、往復40分のウォーキングはちょうどいい散歩になります。さらに最寄駅から自宅まで片道10分、往復20分ですから、合計で60分間歩くことになります。また、BBCニュースを聴きながらのウォーキングなので、リスニング力も向上します。かれこれ10年以上続けていますが、定年までこの習慣を継続しようと思う今日この頃です。
